明治維新後、主要なエネルギー源として急速に需要を増していった石炭。国内有数の炭鉱地帯・筑豊で産出される石炭の積み出し港として栄えたのが若松です。明治24年(1891年)には、若松駅 -直方駅間の鉄道路線が開業。筑豊炭田で産出された石炭が若松駅まで運ばれ、若松港で船に積み替えられて日本全国に輸送されました。この石炭の積み出しによって若松には多くの船舶や港湾労働者が集まり、石炭関連の業者も次々と設立。港湾都市として発展を遂げていったのです。中でも若松南海岸エリアは当時、料亭の数が100を超えるほどの繁華街として賑わい、今もその面影を残しています。
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