日本遺産とは

日本遺産とは、地域の歴史的魅力や継承されている文化・伝統を語るストーリーなど、有形・無形の文化財群を総合的に整備・活用し国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的とし文化庁が認定するものです。
古来より陸上・海上交通の要衝であった関門地域は、幕末の下関戦争を契機とした下関・門司両港の開港以降、海峡の出入口には双子の洋式灯台が設置され、沿岸部には重厚な近代建築が続々と建設されました。
狭隘な海峡を外国船が行き交う景観の中、日本が近代国家建設へ向け躍動した時代のレトロな建造物群が、時が停止したかのように現在も残されています。
渡船や海底トンネルを使って両岸を巡れば、まるで映画のワンシーンに紛れ込んだような、ノスタルジックな街並みに出会うことができます。
山口県下関市と福岡県北九州市にまたがる42件が「関門“ノスタルジック”海峡」~時の停車場、近代化の記憶~として認定されました。


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