明治に入り日本の近代化が進む中、若松という石炭中継地を抱えた門司港は明治22年(1889年)、国の特別輸出港に指定され、貿易港としての地位を確立します。明治24年(1891年)には九州鉄道の開通にともなって門司駅(現門司港駅)が開業。門司港は陸上と海上運輸の集散地として賑わい、金融機関や商社・海運会社の支店が相次いで進出しました。また、欧州航路の寄港地にもなり、さまざまな外国客船が入港する国際港湾都市として繁栄しました。海外航路の拡大に伴い、台湾から大量に輸入されたバナナの叩き売りはこの地域の名物となり、現代に伝えられています。
※各施設の詳しい説明は写真をクリックしてご確認ください。